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ホテル・ルワンダ

今日は久しぶりに新浦安で買い物をして、帰りにDVDを借りてきました。
借りてきたのはホテル・ルワンダという映画です。

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1994年のルワンダ内戦の時にあった実在の話で、大量虐殺の中、一人のホテルマンが
1200人もの住民をホテルに匿い、彼らを救う為、暴走する民兵達相手に奮闘する姿や、
何の罪も無いのに巻き込まれた人達の悲劇が描かれています。

この映画は2004年に作成されて、海外では非常に高い評価を受けていたのですが、
日本の配給会社は興行収入が見込めないと判断したため、全く興味を示さず日本での
公開は行われない予定でした。

しかし、『「ホテルルワンダ」日本公開を求める会』等、若者が中心となり署名活動を行い、
2006年になってやっと関東を中心に公開されることになりました。
徐々に地方にも広がっているみたいですが、未だ公開されていない地域もあるかもしれ
ません。


ここでルワンダ内戦の原因を説明します。

ルワンダにはツチ族とフツ族という民族があり、元々は民族の境界線は曖昧だったの
ですが、17世紀にドイツやベルギーの支配が始まり、ツチ族中心の国家が成立し、
フツ族を支配するようになりました。

第二次大戦後、クーデターにより両民族の立場が逆転すると、支配される側になった
ツチ族は反政府組織RPFを結成し、ウガンダを拠点に反政府運動を行うようになります。

1990年、RPFがルワンダに侵攻し、民族紛争が勃発します。これがルワンダ内戦です。

そして1994年、フツ族の大統領が暗殺されたことを発端として、フツ族の民兵による
ツチ族の大量虐殺が行われるのです。

作品にも描かれてますが、1993年のソマリア紛争の介入失敗により、国連軍が人道的
介入を避けたことが100日間で100万人もの人が殺害される原因になったとも考えられて
います。

元々は仲良く共存していたはずの民族が、第三国の介入により対立関係になってしまい、
ついにはホロコースト(民族浄化)という悲劇を起こしてしまうのです。そして、その火種は
現在でも燻り続けています。


今日から渡辺謙主演の「硫黄島からの手紙」が始まりました。
去年公開された「男たちの大和」や、今年公開の「出口の無い海」を見て、60年前に日本
ではこんな残酷な戦争があったと認識している人は多いと思います。

しかし、海外に目を向けると第二次世界大戦以降も残酷な所業が各地で起こっています。
ルワンダ以外でも、ベトナム戦争、カンボジアのポル・ポト派による虐殺、パレスチナ内戦、
ボスニア紛争、ダルフール紛争…。

当事者たちの考え方は分からないし、当然理解する気もありませんが、彼らも同じ人間
であり、人間である以上、一歩間違えるとそのような悲劇を起こしてしまうということを肝に
命じて生きていかなければいけないと考えさせられました。
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  by snct1997 | 2006-12-10 02:24 | 映画

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